久喜市の市政に関する議論が行われた。
今回の会議では、斉藤広子氏が持続可能な選ばれる久喜市の構築について質問し、人口減少を食い止める必要性を強調した。特に、今後の施策として子育て世代や共働き世代の支援策が求められている。
具体的には、千葉県流山市の成功事例を引き合いに出し、マーケティング課の設置や各種の子育て施策が注目された。流山市の人口増加は、ターゲットを絞った施策によるもので、その成功を久喜市でも模倣すべきだと斉藤氏は述べた。
また、久喜市の合計特殊出生率が1.09という厳しい現状に対して、切れ目のない子育て支援の強化が求められている。斉藤氏は、デュークス世代への転入促進策や、女性向け創業支援の必要性についても言及した。
次にがん対策について、がんの早期発見・早期治療を実現するための久喜市の取り組みを問うた。特に、がん検診の受診率向上や、がん教育の普及が重要であるとされ、教育の場でのがんについての正しい知識の重要性が述べられた。
さらに、AYA世代に特有の課題として、子宮頸がんや乳がんの検診が挙げられた。国が進める「両立支援コーディネーター」制度を利用した早期支援も求められ、患者への理解と社会的支援の強化が重要視されている。
最後に、災害時に備えた家具転倒防止策についても言及され、特に高齢者や障がい者に重点を置くべきだという意見が出た。家具固定サポーター制度の活用や、全市民を対象にした防災意識の啓発が強調された。
これらの質疑を通じて、久喜市が今後どのように戦略を進めていくかが大きな焦点であると言えそうだ。