令和6年6月13日、加須市で議会定例会が開催された。
この定例会では、市議会の新しい役職が決まる一幕が見られた。市長、角田守良氏は、埼玉県市議会議長会からの表彰を受けたことを祝うと共に、長年市政に貢献した議員に感謝の意を表した。また、角田市長は、「加須市の発展に尽くしていただいた議員の皆様こそ、加須市の宝である」と強調した。
今回の定例会では、小坂裕議長、金子正則副議長が辞職し、伴って新たに田中良夫議員が議長に選任された。田中議長は、就任に際して「市民の信頼に応えるべく、誠心誠意努力する」と決意を示した。新副議長には原田悟議員が選出され、彼もまた市民のために尽力することを誓った。
この議会では、加須市一般会計補正予算の内容が主な議題として取り扱われた。石井幸子総合政策部長は、補正予算が1,724万4,000円に達し、総額427億3,424万4,000円に達する旨を説明した。特に、民間保育所等施設整備助成事業やがん患者支援事業に関する予算強化が注目されている。これにより、地域の福祉向上が期待される。
さらに、議会運営委員会による会期が決定され、16日間のスケジュールが承認された。この会期中には多くの議案の審議が予定されており、市民の生活に密接に関連する議題が多く含まれることが特徴である。議員たちは市民からの信頼を得るべく、活発に意見を交わし、実行力ある議論が求められる。
議事の中で、埼玉県市議会議長会からの表彰を受けた議員が紹介され、彼らの努力が称えられた。加須市は「絆でつくる緑あふれる安心安全・元気な田園都市」を掲げ、市民の福祉向上に向けて、さらなる取り組みを継続する意向を示している。