令和4年第4回定例会では、市政一般質問として多様なテーマが取り上げられた。
深瀬優子議員は「孤育て」に関する子育て支援への取り組みについて質問し、妊娠期からの伴走型支援の重要性を強調した。深瀬議員は、具体的に妊娠期から2歳児までのケアの充実と国の出産・子育て応援交付金の活用を求めた。また、教育現場での「農福連携」の推進も提案された。教育関係者からは、班ごとの農業体験が地域社会への参加につながると期待が寄せられている。
また、障がい者スポーツへの理解を深めるために、共生社会ホストタウンとしての取り組みについて言及があり、市内での障がい者スポーツ団体との連携進展を報告する声があった。特に、デフリンピック開催に向けて、さらなる取り組みが期待されている。
さらに、子宮頸がん予防ワクチン、HPVワクチンの接種についても質疑が行われた。接種率が増加しているが、依然として低いとの現状に、積極的な呼びかけを行う必要性が指摘された。
市長は会議の中で、これらの施策が「富士見市の町づくりや人口増加を支えるための柱」として位置付けられ、今後も積極的に推進されることが強調された。また、施策には市民の意見が反映されるべきであり、出された陳情や要望については真摯に受け止め、改善に努める考えが示された。
一方で、交通安全に関する質問もありました。交通事故を減少させるための取り組みとして、標識や信号機の設置、地域での交通安全キャンペーンの実施が提案された。市民からの要望を受け、より安全な通学路の確保に向けて努力する姿勢も示された。
最後に、びん沼自然公園の再整備に関する質問が行われ、六価クロムについての調査結果と水質調査の必要性が議論された。市は環境保護を強調しつつ、様々な意見を基にこれからの方針を決定していくべきという認識が強まっている。
今回の定例会は、市民の声をどれだけ反映できるかが大きなテーマとなり、それぞれの議員から様々な視点での提案がなされたことが印象に残る。