令和5年第4回柏原市議会定例会が12月22日に開催された。
この会議では、様々な議案が審議され、議案第62号の業務委託契約の締結についてが最初に上程された。議会運営委員会の乾一議員は、議案についての詳細を説明し、質疑後に簡易採決され、原案通り可決されたと述べた。さらに、議案第77号及び議案第78号も一括採決され、こちらも原案通り可決される運びとなった。
続いて、議案第82号に関しては、令和5年度柏原市一般会計補正予算が審議された。ここで江村淳議員が反対討論を行い、市民交流センター関連の費用が含まれる点について懸念を示した。江村議員は「市民交流センターの改修計画は住民の利便性を著しく悪化させる」と主張し、多くの市民から寄せられた交通便に関する意見を紹介した。一方、賛成討論を行った榊田和之議員は、社会全体の公共施設の最適化を図る意義を強調した。
最終的に、議案第82号は賛成多数で可決された。さらに、附帯決議案第1号についても可決され、業務委託契約において衛生管理を厳格にするよう求められた。
また、大阪南消防組合議会議員の選挙が行われ、会議の結果、峯弘之議員、中村保治議員、奥山渉議員の3名が選ばれた。
審議の中では、議長及び市長からの閉会挨拶があり、12月28日の新年を迎えるにあたり、市民に対しての健康と安全を祈願する旨の発言があった。議会は温かく感謝の意を示し、定例会を無事に終了したことに安心感が漂った。
このような議論や決議は、柏原市の今後の施策運営に大きく影響を与えるものであり、市民の声を反映させながら進めていく姿勢が強調された。