令和5年第4回柏原市議会定例会が開かれ、計25件の議案について審議される。主な議案には人事案件や補正予算案が含まれている。
開会にあたり、議長の田中秀昭氏は、市長や議員に感謝の意を表し、円滑な議事運営をお願いした。
市長の冨宅正浩氏は、今定例会での25件の議案について、速やかに説明することを約束した。特に注目されるのは、教育委員会委員の任命や公平委員会委員の選任を求める議案である。それぞれの議案については、質疑応答の後、委員会への付託および討論を省略し、簡易採決が行われた。
注目すべきは、教育委員会の委員に田中保和氏が再任される議案第71号の審議である。田中氏は、73歳の団体役員であり、現在の任期が満了を迎える9日後に再任されることが決定された。
次に公平委員会の委員選任を求める議案第72号も同様に承認され、尾野晋一氏(65歳)が再選任されることとなった。さらに、農業委員会委員に関する議案第73号では、山下隆紀氏が新たに任命される。
その他にも、固定資産評価審査委員会や人権擁護委員に関する議案が数件提出され、議案第74号から第76号までが一括して審議された。特に、固定資産評価審査委員に関する議案では、金田透氏が選任される見通しが立っている。また、人権擁護委員に関しては川本町子氏と村上ちさと氏が引き続き法務大臣に推薦されることが決定された。
加えて、各種補正予算案も合わせて審議され、特に令和5年度柏原市一般会計補正予算(第7号)では、424万5,000円の追加が提案された。この補正予算は、台風の影響による被害に対処するためのものである。
議会における質疑・答弁はスムーズに進行し、提出案件の大部分は異議なしという声が挙がり、承認された。議会の活性化に向けた取り組みも今後の課題として引き続き注視されることとなる。
散会は午前11時7分に行われ、次回の本会議は12月12日に再開される予定となっている。