令和3年第2回柏原市議会定例会が開催され、様々な施策が議論された。特に、新型コロナウイルス感染症に対する施策や、子育て支援が重要なテーマとして取り上げられ、また柏原市のデジタル化推進策についても報告された。
維新の会を代表して質問した梅原壽恵議員は、まず、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況を問うた。健康福祉部理事の田中徹氏は、高齢者の1回目接種率が60%に達していることを報告。また、接種券の送付が進んでいることから、今後の接種も円滑に行われる見込みを述べた。
次に、梅原議員は柏原市が実施する子育て世帯への特別給付金について詳細を尋ね、対象児童数や実施状況について説明を受けた。合計900名程度の受給対象が見込まれており、特にひとり親世帯に対する支援が強調された。
その後は、デジタル化推進について質問が展開され、安田善昭総合政策監が、行政のデジタル化を推進するための組織変更を説明した。市が進めるデジタル監制度の役割や、行政手続きのオンライン化について意義を述べた。
また、梅原議員は、柏原市の観光施策に関する議論を深め、地域の魅力を伝えるための新たな取り組みについても強調した。特に、観光資源の活用を通じた地域の振興策が今後の課題として挙げられた。
売上促進策として、防犯カメラ設置に関する議論が行われ、これまでの設置実績と今後の展開についても触れられた。
さらには市内の若者や高齢者に対する支援施策について、その必要性が改めて指摘され、特に高齢者の健康支援や障害者への支援策が求められた。
最後に、鶴田将良議員は、防災施策の重要性を訴え、新庁舎の駐車場や市民サービスに対する改善点を求めた。特に防災に関しては、自主防災組織の役割や市民との連携が重要であることが強調された。市長はこの課題についても引き続き取り組む意向を示している。