令和3年3月定例会が開会し、柏原市の重要な議案が審議されました。
本会議では、一般会計予算や各種特別会計予算が提出されており、特に注目されたのは議案第23号「訴えの提起」についてです。
この議案について、西戸浩詞市民部長が詳細な説明を行いました。議案は、過去に市が交付した補助金に関する返還請求訴訟に関連し、当市は控訴する方針を示しています。市にとって非常に厳しい判決が下されており、新屋広子議員が質疑を行い、補助金の要綱やチェック体制について疑問を呈しました。これに対し、部長は市の立場を主張し、誠意をもって対応していると述べました。
議案第23号の採決はスムーズに進み、議員の異議なく原案が可決されました。これは、柏原市にとって重要な歩みとなります。
また、令和3年度の各会計予算の策定についても紹介されました。全体予算は259億8,365万円に設定され、前年より21億596万5,000円の減となっています。主な減少要因は庁舎移転に伴う投資的経費の減少です。加えて、新型コロナウイルスワクチン接種に関連する予算も盛り込まれています。
最終的に、健康福祉、上下水道、介護保険、国民健康保険など、さまざまな議案が一括上程され、担当部長から説明を受けることとなります。次回の会議は3月2日に予定されており、引き続き審議が続く見込みです。