令和6年第3回柏原市議会定例会は、9月3日午前10時より開会した。
この定例会には、議員16名が出席し、必要な定足数に達した。
議長の田中秀昭氏が開会の挨拶を行い、議会は条例案件や補正予算案件など計26件の議案が提出されたことを告げる。市長の冨宅正浩氏も挨拶し、これから各議案の説明が行われると述べ、参加者に審議を促した。
会期は9月3日から10月2日までの30日間と決定された。議案第44号から第47号までの有功者表彰推薦について、一括上程が行われた。
政策推進部長の市川信行氏が提案理由を説明し、有功者表彰候補者として田中保和氏、 西村不器雄氏などの推薦が支持された。
続いて、議案第49号の公平委員会委員選任について冨宅市長から説明が行われた。選任される川崎裕子氏は、弁護士であり、委員の任期は令和6年11月から令和10年11月までの4年間である。
特に議会に対する質疑は行われず、平穏に採決が進められ、全ての議案において異議なしと認められた。
さらに、令和5年度の決算審査意見書および財政健全化について監査委員の裏野榮士氏が報告。一般会計の歳入は前年比減少し、特に個人市民税の減少が影響を及ぼした。市の自主財源は減少傾向にあり、その状況が財政運営に影響を与えていることが挙げられた。
また、柏原市の公営企業に関しても審査を行い、病院事業では純損失が発生したことが報告された。代わりに、確保が必要な運営費用を増やし、今後の経営改善策が求められているとの意見が出された。
議長は、質疑・質問の締切日を9月9日正午と告げ、休会が発表され、次回は9月18日から本会議を再開する意向が表明された。