令和3年第3回柏原市議会定例会が、10月11日午前10時に開会した。
開会に際し、議長の山下亜緯子氏は、議員や市長、理事者の出席に感謝の意を表した。今定例会では、条例案件や補正予算案件、決算認定案件を含む18件の議案が提出されており、円滑な会議運営を呼びかけた。
市長の冨宅正浩氏も挨拶し、本議会の意義を強調した。新しい市議会が始まり、各行政課題に対して真摯に取り組む意思を表明した。
今回の会議では、特に有功者表彰推薦案件が重要な議題となった。政策推進部長の市川信行氏は、議案第56号から第59号までの推薦について詳細を説明。推薦者の乾一氏、岸野祐美子氏、裏育久氏、伊奈健司氏がそれぞれ長年の功績を称えられることとなった。誰もがこの表彰に異議これなく、全て同意され、表彰が決定した。
続いて、報告第14号及び第15号では、専決処分報告と令和2年度の予算継続費精算が行われた。総務部長の安田善昭氏が詳細を報告した。専決第11号は公用車による事故に関する報告で、損害賠償として金額は10万8,900円に達した。先の審査で、柏原市全体の健全な財政運営が確保されていると確認された。
令和3年度一般会計補正予算(第6号)および介護保険事業特別会計補正予算(第3号)も審議され、職員給与費の調整や新型コロナウイルス対策に関連した補助金の増加について説明がなされた。財務部長の福井浩氏は、歳入歳出の総額および背景について触れた。
最後に、新型コロナウイルス感染症対策としての安全対策が告知され、入室時には手指消毒とマスクの着用が徹底されることが報告された。今後の議会においても感染拡大に留意する姿勢が強調される中、最後に監査委員の裏野榮士氏が決算に関する報告を行い、全ての議題をスムーズに終えることができた。今後、柏原市の発展のために円滑な議会運営が続くことが期待されている。