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香芝市、待機児童問題やオンライン教育に対応する議論活発化

香芝市議会で待機児童問題、新型コロナ関連施策、GIGAスクール構想を巡る議論が活発化。教育方針の見直しが期待される。
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令和2年第3回香芝市議会定例会では、待機児童問題や新型コロナウイルス感染症に関連する施策が議題となった。

待機児童について、福森教育部長は、令和2年4月時点で厚生労働省基準では待機児童はゼロだが、実際には34名が希望保育所に入所できていないと述べた。この内訳には、ゼロ歳児が7名、1歳児が19名、2歳児が7名、3歳児が1名が含まれる。意見交換では、兄弟姉妹が異なる保育所に入れられる事例も報告され、福森部長は独立した出入り口を求める各学校の要望も踏まえつつ、次年度からの待機解消策を検討する意向を示した。この状況には、家庭環境や保護者の不安が影響していることも強調された。

また、GIGAスクール構想に基づくオンライン教育の取り組みも議論された。教育委員会は、夏休み期間中に家庭学習用の宿題をプラスして、ウェブ上の学習支援ツールも活用する計画を明らかにした。学校内の通信環境は3学期から整う見通しであり、それに伴いリアルタイムオンライン授業も次年度以降から始めるとのことだ。

教育委員会では、特に最終学年である小学6年生や中学3年生に向けて不安を軽減させるための施策が必要であることを認識している。借り出したIT機器の使用環境や家庭内の通信状況も考慮しながら、円滑なオンライン授業できるよう支援していく意向が示された。

最後に、河杉博之議員は、駅前に児童を預けやすい施設の設置や学童保育施設の壮大な計画についても提言し、早急な検討を要望した。これらの議論を徹底した議会での透明性と迅速な対応が今後の香芝市に期待される。

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議会名令和2年第3回香芝市議会定例会
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