令和6年第2回定例会が開催され、市政に関する一般質問が行われた。議員たちは様々なテーマについて質問し、意見を交わした。
特に注目を集めたのは、入江詩子議員によるファミリー・サポート・センター事業に関する質問である。彼女は、地域の子育て支援ネットワークの構築とその進捗状況を問うた。こども未来部長の杉野幸夫氏は、今年の秋頃にセンターを開設予定で、アドバイザーの配置についても検討していると明らかにした。彼女は、地域の育児支援がより円滑に行えることを期待している。
次に、議会では地域福祉についての質問も挙がった。高齢化社会の進展に伴い、地域社会における福祉の重要性が増しているという意見があり、福祉保健部長の吉村武史氏は、孤独や孤立問題への対応について積極的に取り組んでいると述べた。
また、カウントダウンボードが設置され、一年内にも大村市の人口が10万人に達する見込みである。この人口到達が市民に与える影響や、移住促進の施策についても話題となった。企画政策部長の山中さと子氏は、人口増加に伴う市民の誇りの向上や定住促進の効果が期待されるとし、市としての今後の取り組みを約束した。
さらに、松尾祥秀議員は交通安全協会の重要性を指摘し、特に免許更新時の協会会費徴収の方式に関心を寄せた。市長の園田裕史氏は、交通安全活動の継続的な支援や地域の人々との連携の必要性を強調した。また、郷土歴史の振興についても意見が交わされ、講演会などを通じて市民に歴史を知ってもらう重要性が再確認された。最後に、ソフトボール及び卓球のインターハイが7月に控えていることが紹介され、来場者が予想される中での観光や移住促進の重要性が述べられた。