令和6年第3回定例会が開催され、市政一般質問が行われ、多くの議員が教育や防災、地域振興に関する施策について質問した。
まず、中崎秀紀議員が学校の更衣室の整備状況について質問し、教育政策監の江浪俊彦氏が、現在の 更衣室の運用方法を説明した。特に、男女の更衣の際の配慮として、空き教室を利用して男女分けて着替えるなどの対策が取られていると述べた。
続いて、部活動における更衣環境について中崎議員は、特に夏の暑さや冬の寒さに対する配慮が必要であると指摘した。江浪監は、部活動の参加者が着替えを求める場合、VIP室や空き教室を活用する方針であるとし、このような工夫で問題に対応していると述べた。
次に、学校健康診断についての質問があり、江浪監は、受診機会の確保に努めていることを強調した。特に、長期欠席する児童生徒には、学校医と連携し、受診の案内を行っている。加えて、受診の費用が発生しないための工夫も行われていることが示された。
また、村崎浩史議員は、災害時における備えについて質問を行い、高取和也総務部長は、55件の災害協定を締結していることを明らかにし、地域社会の防災力を高めるための対応を積極的に進める意向を示した。
土木工事の格付けに関する議論も行われ、特に、災害時の迅速な復旧体制についての要望が強く、部長は今後の改善にも前向きな姿勢を見せた。これに関連し、朝長英美議員は、災害対策における消防団の重要性とその協力について解説した。
最後に、野岳湖公園のリニューアルプロジェクトが紹介された。自然共生型アウトドア施設を整備し、観光振興を図る施策とその進行状況について、管理者の田中祐二氏が具体的な施策を説明した。複数の施策が具体化されつつあり、市民との交流促進にも寄与することが期待されている。議会の意見も反映した形で、このプロジェクトは進められる。
今回の定例会では、教育、災害対策、地域振興、多岐にわたるテーマでの議論が活発に行われ、各議員が市民の声をしっかりと拾い上げ、今後の施策に生かす重要性が再確認される場となった。市長は、市議会からの意見を踏まえながら、具体的な施策を推進する意向を示した。