令和4年12月定例会が開催され、議員たちが地域の課題や施策に関して活発な議論を交わした。
本会議では、田中秀和議員が新庁舎整備に関する木造化の方針について質問を行った。これに対し、産業振興部長の下玉利輝幸氏は、木材利用の実績として約130立方メートルを挙げた。田中議員はさらなる木造化の推進を求め、市長の見解を聞いたところ、園田裕史市長は環境負荷低減を図る観点から、地元産木材を活用する意向を示した。
次に、マイナンバー制度に関する議論が行われ、特に高齢者のマイナンバーカード取得の促進が焦点となった。高濱広司議員は、子育て支援策の一環としてマイナンバーカードの取得促進を訴え、企画政策部長の渡邉真一郎氏は、取得促進施策が進行中であることを報告した。
また、市営住宅の使用料滞納対策についても多くの発言があった。田中秀和議員は、一括徴収の制度に関心を寄せ、都市整備部長の嶋原純治氏は、今後の研究の必要性を強調した。市内の市営住宅使用料の滞納問題は深刻で、特に長期滞納者が課題となっているとの報告がなされた。
ディスポーザー設置に関する補助金についても言及があった。高濱広司議員は、導入を促進するための補助金創設を提案し、園田市長は慎重な見極めが必要としつつ、施策の検討に前向きな姿勢を示した。
最後に、地域の活性化と町内会活動の重要性が強調された。これに関連して、町内会活性化策の必要性や、今後の交流施策についても議論が広がった。本会議は、地域住民がより快適に生活できるよう、さまざまな政策が提案され、和やかに終了した。