令和3年9月定例会において行われた市政一般質問では、医療的ケア児支援やSNSトラブル対策、新型コロナウイルスの影響によるネット依存問題が提起された。
特に、医療的ケア児支援については、竹森学議員が一般質問のトップバッターとして立ち、医療的ケア児支援法の施行に伴う市の対応について結果を問いかける場面があった。今後の調査でどれくらいの医療的ケア児が地域にいるのか把握するとともに、必要な支援体制の構築に向けて具体的な取り組みが求められた。こども未来部長の山中さと子氏は、長崎県で実施される調査に期待を寄せつつ、市の実態把握の重要性を強調した。
加えて、SNSトラブルに関する質問もあり、今後も教育現場での防止策を強化する方針が示された。この問題は、子どもたちがネットリテラシーを身に付け、安全に利用できる環境を整えるために非常に重要であるとされている。教育政策監の西村一孔氏は、担当課と協力しながら、引き続き子どもたちを守る取り組みに努めると述べた。
また、登山道のトイレ整備についても議論が交わされ、特に郡岳の南登山口と多良岳の八丁谷トイレの老朽化が指摘された。市は現在、トイレの清掃を行っているものの、利用者の安心・安全を確保する改善が求められており、産業振興部長の下玉利輝幸氏は、今後の必要な対策を講じる方針を示した。
これらの課題に対処するためには、市民の声を積極的に聴き、適切な施策を進めることが不可欠であり、各部門間での連携も求められるところである。市政においては市民の生の声を基に、より良い環境づくりに向けた取り組みを進めていく必要があることが改めて確認されたという。