令和3年第7回大村市議会定例会が開会され、議案審議などが実施された。
市長の政治姿勢に関する質問では、山北正久議員が、最近の衆議院議員総選挙の結果及び市選管の集計ミスに対し市長の見解を求めた。園田裕史市長は、選挙区の総括と共に、投票管理の重要性を強調した。
また、コロナウイルスワクチン接種についても言及があり、接種状況は12歳以上で86.3%に達していると報告された。高齢者を対象にしたインフルエンザ予防接種の負担軽減の重要性も議論された。
さらに、大村市モーターボート競走事業に関わる条例改正が審議され、競艇からボートレースへの名称変更が議題に上がった。競艇企業局の名称もボートレース企業局に改められることが確認された。また、従事員の給与基準についても改正案が可決された。
がん教育や再生可能エネルギー推進策の議論も進み、特に太陽光発電に関連する問題点に関しては、法的な枠組みとその管理方針が重要視されている。市民環境部長は、環境センターの火災事故に関する報告を行い、その復旧状況についても説明した。
公共交通の再編案では、高齢者向けの移動支援計画が提案され、地域への交通利便性向上が求められた。また、意見書を含む議案は一通りの審議を経て可決され、前向きな社会貢献が期待された。
会期中には、教育や福祉政策、都市整備など多岐にわたる議題が取り上げられ、次回の定例会議に向けた気運が高まる結果となった。