令和元年12月18日、塩尻市議会は定例会を開催し、複数の条例改正や予算補正の議案を審査した。
主要な議案の中で、塩尻市斎場条例の改正は特に注目された。 これは、斎場の使用料を見直すもので、市内利用者には約36%の値上げが予定されている点が議論を呼んだ。総務生活委員会の平間正治委員長は、「過去3年のコストを基に判断した」と述べ、委員からは根拠に対する質問が相次いだ。
さらに、塩尻市体育施設条例の一部改正については、新たにみどり湖マレットゴルフ場廃止を決めた。 これは体育施設の利用料見直しを伴うもので、福祉教育委員長の赤羽誠治氏も、その必要性を確認する発言をした。
今定例会の中で提出された28の議案のうち、原案通りの可決が全ての項目で確認され、特に新体育館建設工事に関する請負契約変更は、物価上昇を受けた代金増額が承認された。新体育館特別委員長の永田公由氏は、インフレスライド条項の適用についての説明を行い、議会からも承認が得られた。
これに加え、令和元年度の一般会計補正予算や特別会計補正予算も議題にのぼった。これらの補正はそれぞれ、消防団の新しい備品購入や外国籍市民支援事業強化のための資金、さらには介護関連のさまざまな取り組みに使われることが明らかになった。
最後に、議長の丸山寿子氏は閉会に際し、議員や市民への感謝の意を表明。市政の安定した運営を今後も目指していくと述べた。