令和5年7月27日、塩尻市議会は臨時会を招集した。
議会には、18名の出席議員が集まり、議長の古畑秀夫議員が開会を宣言した。その後、議事日程に基づき、会議録署名議員の指名が行われ、山崎油美子議員、樋口千代子議員、青木博文議員が選任された。
続いて会期が決定され、議会運営委員長の中野重則議員が報告。会期は本日1日のみで、提案されている議案は計3件であることが確認された。この議案は、公共土木施設の災害復旧工事に関する請負契約、損害賠償の額、一般会計補正予算であった。
市長の百瀬敬氏は、タウンミーティングについて説明し、現在進行中の第六次塩尻市総合計画の策定に向けた協議状況を報告した。市民からの意見を大切にし、公共の場で意見を交換する場作りが進められていることが強調された。
タウンミーティングは市内各地で実施され、参加者の数は162人に上り、今後も他地区での意見聴取が続けられる予定である。
また、市長は「一人ひとりの幸せを実現する塩尻づくり」のために、施策の選択と集中を図り、各施策を効果的に実行するための組織体制についても検討を進める意向を明らかにした。
議案の質疑については、各議案が慎重に審査され、全て原案通りの可決が確認された。特に、議案第1号の公共土木施設に関する請負契約の締結については、委員会の報告が行われ、原案可決が決定した。
最後に、百瀬市長は閉会挨拶で、出席した議員に感謝し、今後の災害対策への取り組みについて言及した。新たな合同での施策を通じて市民との連携を強め、安心の塩尻市をつくることが期待されている。