茅野市における物価高騰の影響により、学校給食の維持が課題となっている。学校給食は毎日の栄養補給源であり、現在、各市町村では給食費の値上げを検討している。
茅野市では、給食費の値上げは今回避される見通しだが、来年度以降の物価上昇に対する影響は避けられないだろう。給食費の金額決定は栄養士会が行い、各学校の特色を生かした献立作成が行われているが、食材価格の上昇が続く中、質の維持を図るのも難しい状況だ。
教育課では、学校給食の質を守るため、調味料や乾物など日持ちする食材の積極的な入札を行う等、費用削減を努力している。これに加え、こども課や地域福祉課とも連携し、ひとり親家庭への手当や奨学金制度を強化するなど、経済的な支援が進められている。
さて、教育現場における農業振興に関しては、茅野市の各小・中学校で地域の特性を生かした様々な教育プログラムが行われている。栽培活動を含む体験学習は、子どもたちに実際に土に触れる機会を提供し、食の大切さを学ぶことができるカリキュラムとなっている。
地域住民による支援や交流もあり、子どもたちが食材の生産や調理に参加することで、地域の農業に対する理解も深まり、感謝の気持ちも育まれている。