令和４年９月の茅野市議会では、さまざまな議題について議論が行われた。
特に注目を集めたのは「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会２０２２」に関する市民への影響である。望月克治議員が「大会の影響をどのように捉えているのか」と質問した。市長の今井敦氏は、交通規制に関する議論を重ね、影響を最小限に抑えるためのコース設定を行ったと説明した。その結果、当日の交通規制による苦情が4件寄せられたことも報告された。
また、新型コロナウイルス感染症と物価高騰に対する福祉施設への支援策も議論された。市長は、長野県の支援策として、検査キット配布やPCR検査費用補助が行われていると強調した。
さらに、デジタル田園健康特区についても言及があり、今井市長は、今年の4月に指定を受けたことを説明した。計画の推進体制がまだ整っていない中で、現状を把握し、国と連携しながら進めていくことが重要であると述べた。また、市民と連携して「地域や暮らしの中の課題を提案してもらうこと」が今後の方針として示された。
街路樹に関する質問もあった。伊藤正博議員は緑化マニュアルや選定の課題について問うたが、環境保全の視点に基づいた今後の方針が示された。特に街路樹は、交通安全の確保と美観形成を重視すべきとの考えが表明された。
諏訪湖の浄化や、災害時のトイレ対策、子ども・家庭の支援施策についても詳細な議論が展開された。特にトイレ対策に関しては、災害時のトイレの問題が強調され、ポータブルトイレや仮設トイレの備蓄状況についての市の取り組みが紹介された。