令和2年12月7日に開催された茅野市議会の定例会では、地域整備や財政に関する多くの議案が審議された。
日程に載る議案では、特に「辺地に係る総合整備計画」について、議員からの質疑が目立った。
質疑に立った伊藤正陽議員は、白樺湖周辺を含む開発計画がどのような全体像になっているのかを問い質した。これに対し、企画部長の加賀美積氏は、法律に基づいて制定される計画であり、白樺湖の一部を対象としていると説明した。
また、伊藤議員は、計画が一部地域だけに留まらないかとの懸念を表明し、さらなる情報提供を求めた。
都市建設部長の篠原尚一氏は、測量や設計が進行中であり、令和5年度までの整備を目指していると述べた。これには、健康広場や多目的広場の設置が含まれる。
続いての議案では、行政財産の無償貸付や財産の無償譲渡に関する議案が付託され、質疑は行われなかった。
特に、市道路線の認定については、竹内巧議員から防災・減災の観点からの考慮についての質問がなされ、都市建設部長が現行の基準に基づく判断基準について言及した。
議案65号では、諏訪広域連合の規約変更が提案され、質疑も行われなかった。
しかし、議案66号、67号、68号、69号、70号、71号では、教育や保育、国民健康保険に関する条例の改正案が質疑なしで付託され、議会全体の効率性が強調された。
最後には、令和2年度の一般会計補正予算や国民健康保険の特別会計補正予算についても、一括議題として省略され、全体会議は予定通り午前10時27分に終了した。