令和3年9月22日、茅野市議会は第9回定例会を開催した。
主な議題には、市道路線の廃止、令和3年度補正予算、決算認定に関する議案が含まれた。本定例会では、特に規模の大きな固定資産評価審査委員会委員選任についての同意が求められ、全会一致で承認された。
市長の今井敦氏は、固定資産評価審査委員会について説明を行った。
林敏雄氏の逝去を受けて、新たに長田博文氏を委員に選任し、任期は残任期間の令和6年3月31日までとする。市長は、林氏の貢献にも言及し、深い哀悼の意を表した。
経済建設委員からは、市道路線の廃止に関する議案の報告が行われた。議案第35号(米沢塩沢地籍)から第37号(湖東新井地籍)まで、全て全会一致で可決された。
特に、議案第34号については、道路廃止の理由として住民からの申請と確認作業があったことが語られた。
次に、予算決算委員会の報告が行われた。議案第53号の令和3年度一般会計補正予算に関して、歳入歳出それぞれ3億4306万円の増額が提案された。主な内容は、デジタルトランスフォーメーション化推進のための企画費などが含まれ、これもまた全会一致で可決されている。
令和2年度の決算認定に関しては、特に国民健康保険や後期高齢者医療など、厳しい財政状況を受けた厚生的な対策についても議論が交わされた。これらの業務は地元議員の間で賛否が分かれたが、多くは行政の取組に対して理解を示す意見が目立った。
また、意見書案としてコロナ禍による厳しい財政状況を考慮し、地方税財源の充実を求める意見書が提出された。
議第16号と議第17号に関しては、具体的な内容や地域事情に照らし合わせた重要性が強調され、賛成の動きが見られた。
最期に市長は、災害対策における地域防災の必要性について触れ、今後の対策についての協力を呼びかけた。全議案は審議を経て、無事に決定され会期を閉じた。