令和3年第3回美里町議会定例会が9月21日に開催され、地域住民の生活を守るための重要な議題が取り上げられた。
議会では、美里町債権管理条例の一部訂正が承認された。
今後の取り組みとして、特にコロナウイルス対策と小中学生の通学路の交通安全確保について多くの質問が寄せられた。
櫻沢保議員は、コロナウイルス対策として、町内の感染者情報の提供や自宅療養者への支援体制を強化する必要性を訴えた。原田信次町長は、保健所との連携を強化し、自宅療養者に対する支援を実施していることを説明した。特に、食料や衛生用品の提供が求められており、町では支援体制を整えていく方針と述べた。
また、櫻沢議員は小中学生の通学路における交通安全の確保についても質問。しかし、過去5年間の交通事故発生状況や通学路点検の結果を踏まえた実効性ある安全対策の強化が求められている。原田町長は、危険箇所に関する点検結果に基づく対応を約束し、特にグリーンベルト設置を計画することを明言した。
議会の中で危険な通学路の改善が進められることが期待され、新たな交通安全対策が具体化されていくことになる。
この他、見守りボランティアによる継続的な支援と感謝状の贈呈についても提案されており、地域の子どもたちを守る取り組みが強化される見込みだ。
さらに、町長は地域活性化施設としての道の駅計画の見通しについても説明し、運営手法としては民間企業と連携するDBO方式を考慮していることを伝えた。今後の進捗状況についても報告が期待されており、町民にとって有益な施設整備が進むことが望まれる。
このように、令和3年第3回美里町議会は、地域の安全と健康を守るための議題が多く取り上げられ、町民との対話を重視する姿勢がうかがえた。町政が進化し続ける中で、住民の生活向上が図られることを願っている。