令和元年9月定例会が、与謝野町議会で開催された。議題には多様な歳入歳出決算認定が含まれ、全ての議案は原案通り承認された。特に焦点となったのが、一般会計の決算認定である。
本議会では、下村隆夫議員が観光協会における補助金の必要性について質問した。彼は、観光協会が観光事業を行う際の業務見直しが必要と提言した。これに対し、小池大介企画財政課長は、観光協会との協力体制を強化していく方針を示した。
また、山添藤真町長は、観光協会の機能を維持し、地域の観光推進に努めていく考えを強調した。一方で、高岡伸明議員は、観光誘客施策の評価基準について質問。これに対して、観光交流課長は、現状の評価方法を改善し、より効果的な施策を模索する必要があると述べた。
続いて、阿蘇霊照苑の指定管理者制度についても議論が交わされた。多田正成議員は、非正規職員の待遇改善が重要とし、正職員への登用制度の設置を提案。町長は、現制度を見直し、職員の待遇向上に努める意向を示した。
最後に、令和元年度与謝野町一般会計補正予算の議案が提出され、急を要するクアハウス岩滝の改修工事の必要性が説明された。補正予算は迅速な執行が求められ、議会はそれに賛成した。
全体を通じて、地方自治の制度改革や観光振興に対する意見が活発に交わされ、今後の施策に向けた意義深い議論となった。