令和6年6月与謝野町議会定例会が開催され、様々な重要な問題が議論された。特に注目を集めたのは、クアハウス岩滝の今後の運営や町内の企業誘致についての提案である。
まず、クアハウス岩滝の運営に関して、今井浩介議員は具体的な経営状況を挙げて質問を行った。昨年度の収支は約4600万円の赤字であり、今後の運営に対する懸念が示された。町長の山添藤真氏は、現状の運営を見直し、指定管理者制度の導入を検討していると述べた。
一方で、地域の活性化を目指し、空き工場や空き店舗への企業誘致を進めるため、地域力創造アドバイザーの平林氏が委嘱された。町長はこのパートナーシップを通じて、空き物件の情報提供や地域資源の整理を行い、企業誘致を実現したいと強調した。
また、教育に関する議論も行われ、不登校や大人のひきこもりの問題が取り上げられた。教育長の長島雅彦氏は、特にコロナ禍による影響を指摘し、無気力や不安といった要因が不登校の障害となっている点に触れた。さらに、地域全体での連携や支援の重要性が確認された。
津波の避難については、過去の地震での避難者数が報告され、必要な避難施設の整備や照明の充実を含めた具体的な対応が求められた。