第93回与謝野町議会定例会が3月4日に開催された。新型コロナウイルスの影響を受け、町長の山添藤真氏は、必要な対策や協力を求める発言を行った。特に、健康面と経済的な影響が大きいことを強調し、町民への日常的な予防策の徹底を呼び掛けた。
また、町長の施政方針では、2020年度の予算が決定された。与謝野町は新年度予算を114億1,600万円と設定し、重点施策として子ども・子育て支援を掲げた。他にも、社会保障や地域経済の活性化に注力する方針を示した。特に、加悦地域認定こども園の整備や子育て家庭へのサポートが強調され、地域全体での支援を促す内容であった。
様々な議案も提出された。自治功労者の表彰が決定され、地域への貢献が評価された。また、人権擁護委員の推薦や職員派遣に関する条例制定なども可決され、地域のニーズに合わせた議論が進められた。特に、与謝野町立子育て支援センターや学童保育に関する条例改正も行われ、子育て支援の拡充が図られる。
山添町長は、今後も町民の意見を反映させた施策の実施を目指す考えを示した。議会はその後も活発な質疑や討論を行い、多くの案件が承認された。新型コロナウイルスの影響を受けながらも、議会は円滑に進行。与謝野町の未来を見据えた施策が進む中で、町民の安全と福祉が最優先とされた。今後も、定期的な議会開催を通じて、住民の期待に応える形で施策が進められる。