令和5年3月24日、与謝野町は第114回定例会を開催し、次年度の一般会計予算案を審議した。会議では、与謝野町の子どもたちのために新しい給食センターの早急な設計と建設が求められるなかで予算案が提出された。特に、教育福祉や住民サービスの向上に寄与することが強調され、予算全体の使途について慎重な議論が行われた。
特に注目されたのは、給食センターの設計費が計上されている点で、教育長の柴田勝久氏は、既存施設の老朽化と衛生基準の不適合を理由に早急な移転が必要との見解を示した。計画によると、宮津市と協力し生徒への給食提供を継続するため、約1億5000万円の負担金が宮津市から求められる見込みである。今後も教育委員会と連携を深め、様々な課題に対応していく意向を示した。
また、不法投棄対策に関して、住民環境課の中上伸午課長は、昨年の相談件数が増加している一方で、問題の解決に向けた評価が必要であると強調した。議会では、補助金等を活用した事業展開が期待されるものの、依然として地域住民との協力が不可欠との意見が相次いだ。なお、今後の予算編成では、各課が抱える課題や問題解決のための具体的手法が求められる。