与謝野町議会は、令和4年6月21日に定例会を開催し、複数の重要議案を審議した。
主要な議題の一つである「議案第59号 専決処分の承認を求めることについて」では、山添藤真町長が、岩屋財産区管理委員の選任を承認するよう求めた。この件は、管理会条例第3条に基づくもので、全議員の賛同を得た。
また、「議案第60号 与謝野町副町長の選任について」でも、山添町長が現副町長の任期満了を受け、井上雅之氏を新たに任命する旨を提案した。質疑はなかったものの、議会の同意を得て原案通り承認された。
令和4年度一般会計補正予算(第2号)については、新型コロナウイルス感染症対応に伴う支援策として、町内の中小企業や子育て世帯への資金援助が含まれる。山添町長は「肥料価格高騰対策や生活支援のために、新たに1億4,443万4,000円を追加し、予算総額を120億2,081万9,000円にする」と説明した。
また、与謝野町長等政治倫理条例の制定についての討論では、町長自らが、先の町長選挙の結果、住民との信頼関係が重要であると述べ、本条例の必要性を強調した。議員からも意見があり、全会一致で可決された。
公共施設等マネジメント推進委員会条例の制定に関しては、町の庁舎の在り方や様々な公共施設を巡る議論が行われ、議員の間で意見が飛び交った。特に、公共サービスを継続的に向上させるためには、資源の最適化と管理の重要性が確認された。町長は多くの資料を基に議論を進め、また住民の声をしっかりと受け止めることを強調した。
このような議論を通じて、与謝野町の公共施設に関する理想的な計画が進められていることが伺える。町長は今後も透明性の高い進行を目指す考えを示した。