令和元年9月に開催された与謝野町議会定例会は、多くの重要な議題を取り上げた。
出席した全議員は、議案第80号から議案第86号までの各議案に活発な質疑と討論を行った。
日程第1の議案第80号については、一般職非常勤職員に関連する条例の一部改正が議題となった。
この改正は、総務省の人事院勧告を受けたもので、臨時職員の賃金アップと最低賃金の改正が背景にあると、長島栄作総務課長が説明した。
杉上忠義議員は、一般職の非常勤職員の割合が高まっていることを指摘し、その理由について質問した。
これに対して長島課長は、保育現場での職員不足が要因の一つであると答えた。
さらに、議員は国の同一労働同一賃金に関連する財源問題を提起し、懸念を示した。
次に日程第2の議案第81号では、教育・保育施設の利用者負担額についての条例改正が議論された。
和田裕之議員は教育及び保育の無償化についてその影響を評価し、消費税が低所得者にとって逆進性のある負担であることを指摘した。
浪江昭人子育て応援課長は、3歳未満児の保育料を無償化する取り決めの詳細について説明したが、同時に議員からの厳しい意見も飛び交った。
日程第3から日程第7では、給水条例や公共下水道条例の改正、また整備計画に関する議案が可決された。
これにより、依存するインフラの整備が進むことが期待されている。
特に第86号の多機能型小型動力ポンプ付積載車の取得は防災面での強化につながると評価された。
次回の会議は9月18日に予定され、今後もさらなる議論が重ねられていく見込みである。