令和3年3月22日、与謝野町議会第100回定例会が開催された。
この議会では、令和3年度与謝野町一般会計予算の訂正や新たな重要事業が審議された。
与謝野町長の山添藤真氏は、令和3年度予算に対して厳しい財政状況を訴えつつ、この予算が住民自治と教育、福祉などの重要な事業を含むことを強調した。特に、コロナ禍における支援策も盛り込まれており、住民生活への影響を考慮した予算編成であることが示された。
また、「宮津与謝クリーンセンターにおける公害防止基準超過対応の状況」を巡っては、茂籠住民環境課長が発表し、基準を超えるダイオキシン類発生の報告があり、現在の対応策について説明した。特に、環境基準を守るための対応策が必要であることが確認された。
さらに、クアハウス岩滝の管理運営事業に関する議論も行われた。予算の中でポンプの購入や修繕に関する計画が進められており、設計委託料275万円が計上されるなど、今後の運営に向けた準備が進められることが確認された。
また、関係人口創出事業についても取り上げられ、この事業が地域の魅力を伝えるための戦略であることが姿勢として示された。小室商工振興課長は、地域と大学の連携を進め、交流から移住につながる施策を進める考えを述べた。しかし、投資に対する具体的な成果や分析は今のところ乏しく、その点に対する多くの議員の疑問が呈された。
このように、与謝野町議会第100回の会議では、地域住民の生活を支える重要な施策が多く論じられたものの、依然として不透明な点も多いようである。各議員からは、より具体的な事業計画や成否の指標などが求められ、今後の展開に向けての議論が続く見込みである。