令和3年6月14日に開催された与謝野町議会では、教育長や教育委員の任命、各種条例改正の議案が提出された。特に目を引くのは、教育委員会教育長の任命についての議題で、山添藤真町長が塩見定生氏の後任として長島雅彦氏を指名。教育委員会におけるリーダーシップが期待される中、議会の同意が求められた。これに続き、教育委員会の委員についても、既存の樋口潔氏を任命する旨が提案され、スムーズな運営が期待されている。
また、議案第68号として提出された手数料条例の一部改正も可決され、今後の運用に関する質疑が行われた。高岡伸明議員が火葬場に関する料金改定について質問。中上伸午住民環境課長は、宮津市の火葬場の利用停止が影響を与える可能性があり、必要に応じて調整を行う旨を答弁した。さらに、町外からの利用者受け入れについても慎重な運営を続ける方針が示された。
議会での質疑は続き、染色センターの条例改正に対しても、議員から異論が上がることとなった。高岡議員が技術者雇用の必要性を訴え、漠然とした方針ではなく具体的な人材確保策が求められた。この改正については、町独自の施策として、町内外の若者や職人への支援を行う方針が示されたが、依然として懸念の声が相次いだ。