与謝野町議会の定例会が令和3年9月13日に開会された。警戒レベルが引き下げられた一方で、新型コロナウイルスに関連する条例の審議が進められた。
冒頭、議長の多田正成氏は、先週の一般質問に感謝し、今後の条例、補正予算の審議をお願いした。出席議員数14人と確認した後、議案第86号「与謝野町新型コロナウイルス対応緊急融資利子補給基金条例の一部改正」について質疑が始まった。
質疑に立った永島洋視議員は、条例に定められた金額を超えて積立てが行われていた点を指摘した。小室光秀商工振興課長は、条例違反の認識を示し、過去の処理に問題があったと説明した。永島議員は、町の条例が自ら破られている現実を憂慮し、その影響が町の信頼性に及ぶ可能性を示唆した。
再度立ち上がり、永島議員は条例違反の決算が議会に提案されたことが許されない事態であると主張した。議員が盲目的に承認することが問題視された。議長は、その問題をするべく議会運営委員会を開くことを約束した。
山添藤真町長は、議会運営委員会で謝罪を行ったが、永島議員はその可能性をさらに疑問視した。監査委員としての責任を果たせなかったことを反省しながらも、全体的な情報共有の不足を指摘した。
この議論の中で、議会運営委員会が設立されたものの、最終的に条例は進める方針が取られ、翌日の産業建設常任委員会が行われることになった。この件は重要であり、町の法令遵守が再度確認される必要があると議論された。
本日の会議は、議題の性質上、重要な問題を抱えながらも閉会され、再度の審議へと続くことが確認された。議員からの提案に伴い、今後の方針が議会で検討される予定である。