令和2年12月15日に与謝野町議会定例会が開催され、議題には補正予算案や事故による損害賠償が含まれている。
この日の会議では、補正予算に関して、令和2年度一般会計補正予算案が審議される。
山添藤真町長が提案した議案第126号は、与謝野町字石川で発生した公用車の追突事故に関するもので、過失が本町100%と認定された。
提示された示談金の総額は194万1,050円で、経費は保険で賄うとのこと。
町長は、職員の交通安全教育を今後強化する意向を示した。
また、追加日程第2の議案第127号は、一般会計補正予算(第6号)で、歳入歳出それぞれ3370万4千円を追加し、総額158億4,160万6千円となる。
具体的には、新型コロナウイルスワクチン接種に向けた準備経費570万4千円や、地域交通対策費の増額などが含まれている。
予防接種券の発行や健康管理システムの改修が急務とされ、国からの補助金で賄うこととされている。
質疑応答では、桑飼小学校の解体費に関する意見が出る。
永島洋視議員は、子供たちへの影響を懸念し、解体工事の実施時期について質疑を行った。
柴田勝久学校教育課長は、工事の振動や騒音に関して最大限の配慮を行うと答えるも、永島議員は保育園児への影響があるのではとの反論を行った。
社会的安全が最重要とされる一方で、老人ホーム建設のため解体時期が固定されている難しさも指摘された。
観光誘客促進事業についても質疑が行われ、コロナ禍の影響により経費が減額される理由が説明された。
与謝野町が観光業を回復するための施策が求められる中、府知事との対談の重要性が重視され、地域全体で観光業を振興する必要性が認識されている。このような中で町長は、地域の各事業者と連携を強化していきたいとの意向を示した。
こうした議題の中で、与謝野町の今後の施策に対する議員の積極的な質疑応答が展開され、住民の安全と地域振興についての重要な議論がなされることとなった。