令和4年12月、与謝野町議会は定例会を開催し、農業の担い手不足や消防団の自動車免許についての一般質問が行われた。
浪江秀明議員は、農業の担い手の増加を目的に、若い人材の住居や生活費の保障、農地の信用担保について質問した。この点について、山添町長は、農林業の現状を認識し、京都府や関係機関との協力を強調した。また、新たな担い手を確保するために、相談窓口や体験プログラムの設置に取り組んでいると述べた。
消防団の自動車免許に関し、浪江議員は、現行の免許制度の変更により、消防団の自動車免許が取得しづらくなっている現状を指摘した。山添町長は、京都府消防協会からの交付金を活用し、取得費用を補助することにより対応していると説明した。今後も運転免許取得状況を調査し支援を続ける方針を示した。
また、議会では関係人口の増加や移住促進についての施策が話し合われ、新規就農者の獲得を目指す取り組みについて議論が進展した。特に、地域経済の向上に繋がる政策として、農業や福祉の分野での協力体制が重要視されている。
さらに、ミライロIDの導入についても意見が交わされた。これは障害者の利便性を向上するための手段であり、山添町長は今後の導入可能性を示唆した。