令和3年3月定例会において、主に新型コロナウイルスワクチンの接種やアレルギー対応の学校給食について議論が行われた。この会議では、食物アレルギーに関する内容とともに、障害者福祉の交通割引についても取り上げられている。
特に、食物アレルギー対応に関して、議員の河邉新太郎氏は、与謝野町の学校給食センター方式ではアレルギーのある子どもへの対応ができていないと訴えた。他の市町ではアレルギーへの対応を進めている中、与謝野町ではその対応が不十分であることが指摘されている。
教育長の塩見定生氏は、学校給食に関してアレルギー対応を行っており、特定の食材については除去食を提供する方針を示した。しかしながら、除去ができない食材については家庭から弁当を持参してもらっている現実もある。このことから、町民からの問い合わせや要望があり、さらなる改善が必要とされている。特に、与謝野町の学校給食における食物アレルギーへの対応は、町民からの評価が厳しく、改善が求められていることが強調された。
また、障害者福祉に関連して、議員からは、丹鉄やバスの交通割引がある中で、精神障害者手帳を所持する方への支援が不足しているとの意見も出された。障害者福祉交通割引については、町長の山添藤真氏が現行の制度についての説明をする中で、今後も推進していく姿勢を示した。
このように、与謝野町の会議では、食物アレルギーや障害者福祉に関する重要な課題が提起され、町民の生活や安全に対する意識の高まりが窺われる。町は、これらの問題に対する改善策や取り組みを進めなくてはならない鍵となる時期にある。