与謝野町の第105回定例会が令和3年12月20日に開催された。議会では諸議案の審議が行われ、特に一般会計の補正予算に関する質疑が注目を集めた。
本日の会議で、特に注目されたのは追加補正の内容である。子育て世帯への特別臨時給付金について、今井浩介議員は「この給付金が地域経済に与える影響を考慮し、適切な運用が求められる。」と述べた。これに対し、下川賢司子育て応援課長は「現金での一括給付を進める方針であり、児童手当の給付と連携する」と回答した。
また、木材価格の高騰が工事費に与える影響についても議論がなされた。今井議員が「木材高騰は地域の工務店にとって困難をもたらし、今後の公共工事に影響を及ぼす可能性がある」と指摘した。小池大介企画財政課長は「資材高騰が続く限り、予算の見直しや追加補正が必要になる」との見解を示した。
その後、議会では各種補正予算案についての採決が行われた。すべての議案が可決され、特に一般会計補正第5号における子育て世帯への給付金が直接的な支援となることが強調された。また、坂井町長は「今後も住民の声に耳を傾け、施策を進めていきたい」との意向を示した。
閉会の挨拶では、議会のもとでの議論が住民に有益であったことを町長が謝辞を述べ、今後も地域の発展に繋がるよう努力すると結びの言葉を送った。議論の内容は、地域の発展に向けて重要なステップとなっている。今後の施策に期待が寄せられる。