与謝野町は、子ども子育て支援や教育、機構改革において様々な取り組みを進めている。特に病児病後児保育所「りりふる」の利用者は増加傾向にあり、令和5年度には62件の利用があった。この増加は、周知活動が功を奏している結果と考えられる。キッズステーションも各所で設置され、地域の子どもたちに居場所を提供しており、現在は8か所で展開中である。
教育においては、与謝野町の野外学習や地域素材を生かした教育が進められており、小中学生の地域に対する愛着心を育てる活動が行われている。さらに、学校図書の予算を拡充し、質の高い図書環境を整えることで子どもたちの読書意欲を向上させる施策も講じている。
一方、機構改革においては、庁舎内のセキュリティ強化や職員の業務意識の向上に取り組んでおり、防災に関するマニュアルを策定するなど、実効性を持たせるよう進めている。特命室も設置され、具体的な課題に対しての対応が求められているが、その成果については議会の合意形成が重要であるとされている。
今後は自治体としての透明性をさらに高め、町民との信頼関係を築いていく必要がある。特に、町長公約の実現に向けた具体的なステップを示し、住民に理解を求めていく希望が強調されている。特に、協働のまちづくりの全面的な推進が重要であるとの認識が示されている。これにより、住民同士のつながりを強化し、未来への展望を持つことが期待されている。