令和4年11月の与謝野町議会臨時会において、議案第88号の令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第4号)が審議された。
開会にあたり、議長の宮崎 有平氏は出席議員が全員であることを確認した。これにより議事が進行し、本日は補正予算が議題となった。予算に関する質疑が行われる中、特に商工業者や農林業者への支援について議論が活発化した。
永島 洋視議員は、補正予算に含まれる電気・ガス・食料品等の価格高騰に対する支援について質問した。具体的には、農林業者への追加補助金600万円について、「10アール当たり5,000円の交付」という基準がどのように決まったのか確認を求めた。農林課長の矢野 彰男氏は、コロナウイルスの影響を受けた農業経費の高騰を理由に挙げ、丹後産コシヒカリの栽培基準を参考にしたことを説明した。
永島議員は更に、特定の農業者、特に菌床シイタケ栽培を行う小規模な農家が、今回の支援では十分な金額が支給されない可能性を指摘した。これに対し矢野課長は、「対象農家に限られた支援を行っている」としたが、永島議員は全ての農家を対象にした支援の必要性を強調した。
これらの質疑のなかでも、町長の山添 藤真氏は、予算計上の背景について説明し、今後も小規模農家や特殊なケースにも配慮した支援を検討する必要があると認識を示した。一定の方針を打ち出しつつ、現状にレスポンスする柔軟性が求められるところである。
さらに、杉上 忠義議員は商工振興について質問を行う中で、原油高の影響に対し、経費高騰支援事業の必要性を訴えた。商工振興課長の三田 大智氏は、京都府の支援との重複がないよう配慮していることを説明し、手続きの丁寧さを確保する意向を示した。蓋し、年末の支援がどのように同市で実施されるかは、地域経済の安定に直結する重要な議題である。
全体の質疑は順調に進み、無事に議案第88号は全員の賛成をもって通過した。これにより、令和4年度与謝野町一般会計補正予算(第4号)が可決され、町民への支援が具体化することが期待される。
本臨時会は午後2時09分に閉会し、議員は今後も地域の状況を鑑みながら継続的な議論を進めていく意向を示した。