令和5年9月14日、与謝野町議会定例会が開催され、さまざまな議案が議題に上がった。中でも、特に注目を浴びているのは、令和5年度与謝野町一般会計補正予算(第4号)と令和5年度与謝野町水道事業会計補正予算(第3号)である。この補正予算では、主に台風7号による災害復旧への対応が重視され、その内容が詳細に説明された。
山添藤真町長は、「令和5年度与謝野町一般会計補正予算(第4号)」について、台風による災害復旧のために3,550万円を追加し、総額122億4,495万6,000円にすることを報告した。また、主に災害による被害を受けた地区への支援が詳細に記載され、具体的には、地元での保育所の修繕や農林水産業関連の復旧事業などが挙げられた。
さらに、公共土木施設災害復旧費として、農業用施設や河川災害の復旧工事費も含まれ、計画的な復旧が進められていることが示された。
安達種雄議員は、地域への負担を減らし、特に影響を受けた区域の改善が求められると強調し、強く行政に姿勢を示した。地元の人々の安心のためにも、行政が各地区の水路の改修に着手することを強く提言した。
町長はこの意見に対し、現在の与謝野町の災害対応の姿勢、ならびに浸水対策の計画策定の意義を強調した。
議会ではその後、与謝野町印鑑条例や手数料条例の一部改正についても議論が交わされ、こちらも賛成多数で可決された。特に手数料に関する見直しは、町民生活に直接影響を及ぼすため、十分な議論が求められた。
今回の定例会は、地域振興の基盤となる施策が多く含まれ、町民の参加を得た政策形成が期待される内容であったことも指摘され、さらなる意見交換の場が重要であると感じさせる議題が数多く見受けられた。