令和3年12月16日に開催された与謝野町議会定例会では、財産の無償譲渡に関する議案が審議され、多くの議員から意見が寄せられた。
特に強調されたのは、株式会社ファーマーズライスへの無償譲渡の理由とその背景である。山崎良磨議員は、過去の町の努力を重視し、ファーマーズライスが成長してきた理由が、町民や過去の町政のサポートによるものであると述べた。
永島洋視議員は、無償譲渡についての懸念を表明し、過去に伴う負担や今後の運営について警鐘を鳴らした。具体的には、譲渡後の町の関与や、農家への米の購買を優先する必要性についても言及され、町の姿勢が問われた。
井上農林課長は、無償譲渡の背後にある経緯として、第三セクターの役目を終える現状や、ファーマーズライス社が経営基盤を強化するために資産を必要としていることを説明した。彼は、無償譲渡であっても町と新たな協議を重ねる必要があるとし、今後の組織運営について十分な議論が求められると認識していると述べた。
さらには、杉上忠義議員も、ファーマーズライス社が持つ潜在的な実力に注目し、町民の期待に応えられるような専念を続ける重要性を訴えた。議会全体においては、新しい方針のもと、町と企業の関係が今後どう発展していくのかが注目されている。
町長、山添藤真氏は、地域の米を使用することの重要性を認識し、企業との協力体制を強化する意向を表明した。これにより、地域経済や雇用がさらに強化されることへの期待が寄せられている。