令和4年6月、与謝野町議会は新型コロナウイルス対策や自殺防止策に関する重要な質問を通じて、地域の未来に向けた具体的な施策を議論した。
最初に取り上げられたのは新型コロナウイルス感染の対策についてで、与謝野町ではワクチン接種率などが言及された。町長の山添藤真氏は、接種状況を説明し、感染拡大防止と経済活動の両立を目指す必要があるとの考えを示した。
次に、自殺防止・うつ病対策に関しても議員から活発な質疑が交わされた。特に、町内の自殺者数は未だに高く、対策の強化が求められている。山添町長は、福祉計画の中で自殺対策を位置づけており、個々の相談体制を強化する意向を示した。この議論では、全体的な自殺者数に影響を及ぼす要因についても触れられた。
また、住民税非課税世帯への臨時特別給付金についても、各議員からの質問が続いた。山添町長は、遅滞なく給付を行うことを確認し、金融機関との振込体制についても詳細を述べた。
さらに、観光問題も重要なトピックとなり、与謝野町における新たな観光施策が提案された。町長は、観光消費を伸ばすためには中心地の庁舎建設が重要であるとの認識を示し、財源確保に向けた努力を強調した。
議会では、職員の意欲や能力向上についても言及され、職場の環境整備が施策の成功に寄与するとの意見が多かった。町長は、この点についての改善策を模索する必要があると述べた。
最後に、不法投棄の問題が取り上げられ、地域の清掃活動の重要性が再確認された。特に、啓発活動が鍵となるとの意見もあり、今後の取り組みが注目される。
与謝野町は、これらの議論を経て、地域の課題解決に向けた施策を進める意向を示している。