令和3年3月25日、与謝野町議会の第100回定例会が開催され、公共事業や教育施策について活発な議論が行われた。
具体的には、令和3年度の与謝野町一般会計予算が焦点となりました。町の経済基盤を支えるために、ダイオキシン関連の広域ごみ処理運営事業にも注目が集まり、住民からの健康への懸念も取り上げられた。
特に8番の山崎政史議員は、広域ごみ処理について質疑し、「町民にとって最も心配なのは健康被害であり、廃棄物処理の安全性をどう確保するのか」と強調。山添藤真町長は、「現在、再発防止に万全を期すとともに、町民に安心していただけるよう情報発信を行う」と回答した。
さらに、与謝野町ではごみの減量化も課題として浮上している。山崎議員は「ごみの減量化は町の負担軽減につながるため、具体的な施策を進めてほしい」と求めた。
また、議論は高校の魅力化推進事業にも及ぶ。与謝野町の教育次長である相馬直子氏は、「地域の魅力を高校生に体感してもらい、戻ってくる若者を増やしたい」と述べ、教育の重要性を強調した。地域振興に向けた高校の役割が再評価され、新たな人材育成が期待される。
コロナ禍の影響を受け、地域の観光事業についても意見が交わされた。特に、クアハウス岩滝の活用が話題となり、町長は「生涯スポーツとしての役割に加え、観光資源としての価値も見直したい」と述べ、訪問者を増やす施策に取り組む考えを示した。
最後に、ナイター施設や様々なスポーツ活動の維持に関しても熱意が見られ、教育長は「住民の健康増進にはスポーツ振興が欠かせない」と結論づけた。