与謝野町では、加悦SL広場の存続を巡る議論が続いている。関係者によると、4者協議の結果、日本冶金工業が運営する同施設は2020年3月31日をもって閉園することが決定されており、地域の歴史と文化を伝える貴重な財産の未来が危ぶまれている。加悦鉄道にゆかりのある車両を含む27両が展示されていて、訪れる人々に感動を与えてきたが、近年は訪問者が減少している。
町長は、加悦SL広場の事業継承について、町としても努力をしてきたが、民間企業との協議が難航していることを明らかにした。また、地域にゆかりのある車両の保存が求められる中、踏み込んだ交渉が進んでいないのも事実である。町は、車両の保護について、著名な文化財としての価値を維持する努力を続けるとの見解を示している。
一方、がん対策について、町は受診率向上に努めている。がん検診は多くの町民にとって必要であり、特に乳がんや子宮頸がんの早期発見が求められるが、受診率は依然として課題である。地域医療や健康知識の普及が重要視され、特に若い世代に向けた取り組みが鍵とされている。
クアハウス岩滝の運営には、住民の健康維持を目的とした取り組みが進められ、施設の利用者は約11万人に達しているが、経営の問題も浮上している。国の補助金の活用についても、今後の運営に注視したいとする町の姿勢は変わらない。
最後に、地域協働によるまちづくりが進む中で、住民の声を反映した柔軟な施策が求められる。町長は、関係者とともに地域の未来に希望を持って取り組んでいく意思を示した。