令和元年12月の与謝野町議会では、様々な重要な議題が取り上げられた。その中でも特に認定こども園の運営方法についての議論が注目されている。
岩滝地区では、公設公営のこども園を予定している一方、旧加悦地区やその他の地区では民営化を視野に入れている。山添藤真町長は、「民営化を決定したわけではない。メリットやデメリットを見極めながら方針を固めていく」と述べた。これに対して、議員からは計画の透明性が求められており、住民からの意見が取り入れられるべきとの意見も上がった。
また、北部医療センターには現在、脳神経外科が無いことが問題視されている。町長は「京都府に対し脳神経外科医の常駐について要望していく」と強調し、患者の安全確保の重要性を訴えている。今後、町民の命を守るための施策が求められている。
さらに、高齢者のネットワーク作りに関しても取り組みが進められているが、高齢者同士の見守り活動が困難であるとの意見が出ており、若い世代の参加促進に向けた工夫が必要であるとされている。
加えて、地域の高齢者が自らの経験を生かす仕事場作りも課題となっており、シルバー人材センターの役割が重要視されている。町長は、「高齢者の役割を地域づくりに貢献させていく方針である」としたが、若い世代との連携の必要性が改めて示された。