令和6年度与謝野町議会定例会が開催され、主要な議題として一般会計予算案が提出される中、議員たちは様々な質問を行った。
特に注目されたのは、クアハウス岩滝の運営に関する質疑である。家城議員が予算編成過程に対する透明性を求め、山添町長は予算案に関する議論の進捗を認識していると述べた。クアハウスの維持経費について、市田産業観光課長は、直営運営による「一般財源からの持ち出し」問題を指摘したが、住民サービスとして維持へ努める考えを強調。
また、まきストーブ設置支援事業に関する議論では、三田農林環境課長が、温暖化対策における木材燃焼の利点を説明し、意識醸成が重要であると強調した。この事業は、町民に対して地球温暖化への理解促進を図るもので、目標は地域資源調査や新規就労者の確保に向けた大切な施策である。
対して、障害通学支援事業では、対象人数2名の具体的な受益者に対する自立的な支援策について、坪倉子育て応援課長が説明した。舞鶴分校への通学支援が、保護者や児童にとって重要であるとの認識が示された。
加えて、移住定住支援事業について、町長は地域の人口減少問題を具体的に指摘し、子育て世代をターゲットとした施策の強化を宣言した。また、織物業や農業についても、新しいステージの創出を目指す考えが示され、企業誘致の重要性についても再度強調された。
最後に、広域ごみ処理運営事業についての質問では、減少した負担割合が公債費比率に及ぼす影響についても意見交換が行われた。これらの質疑を通じて、各議員は地域振興や住民サービス向上に向けた具体的な提案を行い、行政に対す関心が格段と高まっている様子が伺えた。