与謝野町議会は令和元年6月の定例会を開き、委員会の一環として多くの議題が議論された。
主なテーマとして、町のマイクロバスの使用が取り上げられた。過去の使用回数から、町民や地域団体のマイクロバス利用を広げる方向性が求められている。町長は、マイクロバスの運用計画について協議中であり、町の業務に基づいた運行が原則であると改めて確認し、今後の運用内容を検討していく方針を示した。
次に観光トイレの設置についても議論され、観光促進における重要な要素と位置づけられた。登山者が増加している大江山周辺の改善が必要であることが強調され、観光協議会で設置を協議することになった。この件は、地域振興の一環としての位置づけであり、また、テーマとしても広がりを持たせる必要があるとされる。
国民健康保険税に関しては、税率の動向が懸念され、特に地元の住民に対しては負担軽減の在り方が求められている。町長は、国庫負担などの経済支援を要望していく意向を示しつつ、現状維持の方向性を述べた。
次に、公共交通機関の課題も話題に上がった。府道のバス路線縮小や運転手不足が影響し、持続可能な交通体系の構築が必要となっていることが報告された。地域の民間会社との協力を図りつつ、来町者が運行する便利な交通手段を提供していく方針が確認された。
防災対策においては、災害復旧の進捗状況が共有され、町民にとって安心できる避難体制の必要性が再認識された。さらに、町内にある森の重要性が再度強調され、森林環境税による地域づくりの重要性が訴えられた。
最後に、今後の観光や地域の取り組みについては、若者への人材育成が重要であるとの見解が示された。特に、観光科などの設置による地域の振興が期待されることが強調され、町全体での観光支援や魅力化が求められている。