令和2年12月定例会の与謝野町議会で、一般会計補正予算や桑飼小学校解体工事が審議された。今会議では、これら2つのテーマが特に注目されたため、詳細な議論が展開された。
桑飼小学校の解体工事は、約2億2,000万円の予算が計上されており、その内約2,000万円がアスベスト撤去費用に充てられる。解体工事においては、住民の安全を守るため、入札前に保護者への説明と同意を求める必要があると強調された。永島洋視議員は、工事による騒音や振動に関する懸念を示し、工事の進行中に問題が発生した際には中断して対応すべきだと求めた。
また、新設園舎の建設に伴って、工事が並行して行われることに関しても議論された。特に、工事車両の通行路に関する地域住民への配慮が必要であり、通行の妨げがないよう調整が行われる見込みである。小池大介企画財政課長は、入札後の説明ではなく、事前に保護者らに説明を行う方針を明らかにし、住民の理解を得ることの重要性を強調した。
議論の中心となったのは、40%の費用がかかる桑飼小学校の解体工事と新しい認定こども園の建設に関する安全対策であった。施行されるウオータークリーン工法は、アスベストを安全に取り扱うための方法であり、住民の健康と環境を考慮した取り組みが求められている。議員たちは、子供たちの安心安全を最優先に工事が行われるべきであると強調し、工事の進捗状況に関する定期的な報告を求める声もあった。
徹底した情報共有と住民参加が求められており、それによって高まる信頼関係が、今後の円滑な施行を保証することになるだろう。最終的に、解体工事の準備が進められる中、これらの施策が如何に住民にとって重要であるかが再確認された。議会は、今後の状況を見守りながら、必要な対策を講じていくことに合意した。