令和6年度与謝野町議会定例会が開催され、一般会計予算案が審議された。この中で、与謝野町長は、特に子育て支援や地域活性化を重視する姿勢を強調した。
与謝野町の新たな予算案には、7,000万円が計上された放課後児童健全育成事業が含まれている。これは、民間委託への変更により、事業の質の向上を期すものとされている。課長によると、待機児童の対策として、新たに使用する学童保育所の増設が決定した。
また、クアハウス岩滝についても議題に上がり、新たに備品購入費が提案された。この予算に関しては、賛否の意見が分かれており、利用する人々の意見を十分反映するための議論が求められている。
さらに、旧尾藤家住宅が国の重要文化財に指定され、今後の活用法についても今後の課題として議論された。町長は、地域の文化財を基にした観光事業を進め、地域の魅力を高めることが必要だと訴えた。
観光に関する施策では、特に「ちりめん街道」の活性化が重要なテーマで、マスタープランの改定に際して地域との連携強化が求められている。観光拠点の設置については、観光客誘致を行うための具体的な戦略が今後策定される。このことにより、地域経済の活性化を図る意向が示された。
また、ふるさと納税の対象を拡大し、寄附金収入を増やす方向で取り組む姿勢も強調された。町の魅力をアピールし、地域の生産物やサービスに対する理解を深めることが重要だと語られた。
一方で、子育て支援センターの運営についても言及され、地域との連携を強め、保護者や地域住民が参加できるイベントの実施が期待されている。これにより、町のコミュニティづくりを指向する姿勢が示された。
令和6年度の予算案は、地域が一体となった町づくりと、住民の力を引き出す施策で構成されており、今後の運営に注目が集まっている。