令和3年3月12日、四万十市議会定例会が開会され、重要な議題が議論された。
最初に、谷田道子議員が提出した質問では、四万十市文化複合施設の計画について詳細が述べられ、地域住民との意見交換の重要性が強調された。この施設は市民の交流の場として多くの期待が寄せられている一方で、管理運営計画の透明性が求められた。これに対し、山本企画広報課副参事は、地域との対話を重視し、適正な運営を目指すと応じた。
次に、四万十市のワクチン接種事業の進捗が報告され、市長中平正宏はスムーズな接種を目指し、万全の体制を整えるとし、担当職員の負担も大きいことを認識しつつ進めていると発表した。訪問医療への配慮や、高齢者への優先接種の重要性も指摘された。
看護大学誘致についての質疑もあり、大学誘致室の活動が報告され、地域貢献としてのリカレント教育の実施が期待されているとのこと。市長はこれに対し、地域活性化や雇用促進につながる重要な施策と認識していると述べ、進捗に対する具体的な結果を示す必要性を訴えた。
教育長徳弘純一は、地域の歴史や文化を学び、自分の地域に誇りを持つことの重要性を強調した。直近の市史編さんの動向についても言及され、文化教育の充実が図られることが期待された。地域の文化財を大切にし、教育に生かす取り組みが見受けられた。