令和2年3月定例会が開催され、教育行政や保育行政について活発な議論が行われた。特に愛育園の存続に向けた努力や再編問題が重要なテーマとなった。
愛育園については、公立で残すことが市長から明言され、誠意ある運営を求める声が多く上がった。しかし、実際に公立保育園を存続させるためには、具体的な手法と安定運営が求められる。市長の意向のもと、愛育園を存続させるためにどのような施策を講じるかが問われている。
また、地域の子育て支援について、課長が保育士研修の充実を図っていると述べた。市は、地域のニーズに合った保育所の存続と拡充を目指して、今後も保護者や地域の人々の意見を取り入れていくことが求められている。
さらに、大学誘致に関しても言及された。中医学研究所を活用し、下田地区を活性化させようとする動きに対し、住民の反応が分かれることが予想される。下田中学校の存続を望む声がある中で、大学誘致と学校再編の二者択一に直面した場合、地域の分断を懸念する意見も出ている。この状況下での地域協力が、今後の重要な課題となるだろう。
地域おこし協力隊については、来年度から2名のミッション型隊員を迎え、地域の活性化に努める方針が示されている。これにより、視覚的な地域活性化や新たな産業創出を期待する声が高まっている中、効果的な活動が求められる。
また、学校教育に関する質疑も活発に行われた。教育長は、下田中学校再編に向けた調査を進めており、地域の声を取り入れた検討を継続する方針を示した。地方創生と教育体制の見直しが並行して進行する現在、今後の政策展開は注目される。