令和5年6月22日、四万十市議会定例会が開催され、数多くの議案が審議された。
議題の中には、令和5年度の四万十市一般会計補正予算や、国民健康保険会計に関する内容が含まれる。特に補正予算案は市の財政運営において重要な位置を占めており、議員たちからも多くの関心が寄せられた。
また、固定資産税の不均一課税に関する条例の改正案も議題として取り上げられた。これに対して、政策形成に携わる議員からは「この改正の目的と、その影響について市民への情報提供が必要だ」との意見が出されている。
さらに、固定資産評価員や評価審査委員会の委員の選任についても議論が行われた。中平正宏市長は、「これらの選任は公正な財政運営を支える基礎となる」と強調した。
質疑応答では、特に補正予算が中心となり、議員たちから具体的な使途についての質問が飛び交った。質疑の結果、明確な回答が得られなかったため、今後細かな確認が求められる見通しとなった。
今回はすべての議案に対する質疑がなかったことも特徴的であった。議長の平野正氏は、「質疑を行わないことでの議会の透明性が保たれるのではないか」との意見も述べた。これに対して一部の議員は「市民にとって疑問を感じることもあるため、有効な質疑は必要だ」との考えを示した。
今後のスケジュールとしては、各常任委員会での審査が続く。議会は今後の議論を通じて、地域に必要な政策を展開していく予定である。議会の進行状況に注目が集まる。